ようやくデフレ脱却だけど

円安によるコストプッシュインフレばかりが話題になっていますが

給料が30年ぶりの上昇になったのに加えて、最後に残っていた需給ギャップもプラスに転じてようやくデフレから脱却できたようです。

 

さて、給料が30年ぶりの上昇といっても働いている人の中の25%の人(大手企業に務めている人)が恩恵を受けているだけで

残りの75%の人(中小零細企業に勤めている人)にはまだ恩恵が回ってきていないようです。

 

40年以上社会人を続けてきた経験からいうと、

大手企業が賃上げするようになってから中小零細企業が賃上げするようになるまでには1年とか2年のタイムラグがあると感じています。

 

需給ギャップもプラスに転じたばかりなので、プラスが定着するまでには1年とか2年という期間が必要だと思っています。

 

私はこのような状況認識なので今の経済政策をあと1年か2年は続ける必要があると思っています。

 

ところが、ニュースを眺めていると円安に慌てふためいてイールド・カーブ・コントロール(YCC)をいじってみたり金融緩和を変更したりしようとしているようです。

 

拙速に動いて経済を腰折れさせたのは民主党政権の悪行のひとつですが、

岸田政権を見ているとこの民主党政権の悪行をまねしているように思えてなりません。