困ったときの陳情先
民主党政権になる前に「消えた年金問題」が大きな社会問題になりました。
この頃に民主党の議員が言っていたのは
「多くの人は何か問題があると役所に行く」
「役所に行ってダメだったら与党の議員のところに行く」
「与党の議員でダメだったら野党の議員のところに行く」
という言い方で野党議員にも多数の相談が寄せられていることをもとに
「消えた年金問題」の深刻さを説明していました。
この
「まずは役所」
「役所でダメだったら与党議員」
「与党議員でダメだったら野党議員」
は自治会(我孫子市は町内会を自治会と呼んでいます)の会長を3年続けて引き受けたときに私自身で体験しました。
「まずは役所」ですが我孫子市は市役所がすごく良く動いてくれて
自治会長の名前で頼むとほとんどの物事は対応してくれました。
自治会長の名前で頼んでもらちがあかなかったのは自治会内でゴミ屋敷問題が起きたときだけです。
このときは「役所でダメだったら与党議員」ということで
公明党の市議に頼んだのですが期待に反して全然動いてくれませんでした。
与党議員に頼んでもダメだったので「与党議員でダメだったら野党議員」ということで
共産党の市議に頼んだら市役所の職員を早朝4時に連れてくるという荒技を発揮してくれました。
(早朝4時なのはゴミ屋敷の主が早朝・深夜にしか連絡が付かない人だったからです)
今から振り返ると
公明党の市議が全然動いてくれなかったのはたくさん陳状が来ていて
我々の陳情がその他大勢の中に埋もれてしまったのかもしれないですけど、
共産党の市議が市役所の職員を早朝4時に連れてきたのはどんなすご技を使ったのかいまだに謎です。