新たな看板を掲げます~その2

9月4日に書いた記事に「私にしかできないこと」「私がやりたいこと」だけをします、という趣旨のことを書きました。

 

この方針転換は、私が歳をとって能力が落ちて何でもかんでも片っ端から仕事を片付けるということができなくなったということを自覚しているから方針転換しました。

 

さて、我孫子市議会議員選挙の候補者を見てみると私よりもはるかに高齢の候補者がいらっしゃいます。

 

我孫子市議を何期も務めた現職の候補者でしたらこれまでに積み上げてきた人脈で市議の仕事を務めることは可能でしょう。

たとえば岩井候補には自治会内でゴミ屋敷問題が起きたときにたいへんご尽力頂きました。

 

それでは私よりもはるかに年上なのに新人という候補者の場合はどうでしょうか。

歳をとることによる能力の低下に加えて新人というハンディを抱えて市民の期待に応えられる仕事ができるでしょうか。

 

私が頭脳労働できるのはあと数年間だろうなと考えています。

その数年の間に「私にしかできないこと」をしたいと考えています。

 

以前X(旧Twitter)に

「市議の仕事はサボろうと思えばいくらでもサボれる、働こうと思えばいくらでも仕事がある」

とポストしたことがあります。

 

どの候補者も演説では「市民のために一所懸命働きます」と言っています。

 

候補者の内心が「サボろう」と思っているのか、

あるいは

候補者の内心が「働こう」と思っているのかという

候補者の内心を見抜く目を持って候補者選びをして頂くことを期待しています。

 

 

選挙スタイル

我孫子市議会議員選挙が終盤になっています。

 

私も外で演説しているのですが、

「顔が見える範囲まで声が届く」(声が大きすぎないようにする)

「できるだけ簡単に話す」(難しいテーマなので理解してもらえるための工夫が必要)

「候補者だと認識してもらう」(変なおじさんと思われているかもしれない)

「常に背中を伸ばす」(年寄りだと思われないようにする)

等に気をつけています。

 

私の選挙スタイルはこういう感じです。

 

他の候補者の選挙スタイルを見ると皆さん工夫してがんばっていますねと

感じられる選挙スタイルなのですが

その中で一人だけ昭和の選挙スタイルからアップデートできていない新人候補がいました。

 

この昭和の選挙スタイルで選挙運動をしている新人候補は

地元の評判によると当選する可能性が高いそうですが、

私はこういう古いタイプの人には当選して欲しくないと思っています。

 

政治活動 その2

私が今回の政治活動で配っている政策チラシは
中学生や高校生にも分かるということを意識して書いています。

 

しかし残念なことに88歳の男性の方から
「ちっとも分からない」という電話をいただきました。


電話をかけてきた男性からお話を伺ったところ、その男性は

  • マクロとミクロの違い、つまり個別企業と産業全体としての企業の違いを認識できていない
  • サービス産業で働く人の給料を上げて行くには穏やかなインフレが必要だという認識が欠けている

ということが分かりました。

このような電話をいただくことは

「さらに分かり易い説明の方法」を考える上で貴重な情報となるのでありがたいです。

 

 

高校生世代への反省文

今、「物価高で困っていませんか」というキャッチフレーズで

政治活動のチラシを配って歩いています。

 

このチラシに書いたことは

「日本はすっかり落ちぶれてしまった」

「経済的に落ちぶれた日本を立て直したい」

「そのための第一歩を身近なところから踏み出す」

という内容です。

 

さて、私の世代は第一次ベビーブームと第二次ベビーブームに挟まれて

人数が少ない世代ですので熾烈な競争とは無縁ののんびりした世代です。

 

私よりも一回り上の世代は学生運動で鉄パイプを振り回していた世代で、

上の世代が鉄パイプからリクルートスーツに着替える様子を

しらけた気分で見ていた世代が私の世代です。

 

私の世代はそんな感じで政治に背を向けていた、言い換えると

私の世代が政治的な存在感を出してこなかったことが

日本が落ちぶれてしまった原因のひとつになっていると思っています。

 

ということで今配っている政治活動のチラシは

「落ちぶれた日本を立て直す」という内容ですが、同時に

大学生や高校生の世代に向けた私の反省文でもあります。

 

世界で一番成功した社会主義の国

50歳以上でビジネス雑誌を読んでいた人なら

40年ぐらい前には「日本は世界で一番成功した社会主義の国」だと自嘲する記事が

ときどき掲載されていたことを覚えている人もいると思います。

 

「世界で一番成功した社会主義の国」なので普通の人は普通の生活でしたが

資本主義の国なら優遇されるはずの専門家・専門職も日本では普通の生活でした。

 

私は41年前に社会人なったときに電子回路の設計技術者としてスタートしました。

このときの私の初任給は9万8千円でしたが、

ニュースで伝えられたアメリカの初任給は年収3万8千ドル(当時の為替レートで

年収800万円強)でしたので

私はアメリカの5分の1の給料で働いていたことになります。

 

ということで私は資本主義の国なら優遇されるはずの専門職でしたが優遇されなかった、

つまり私は「世界で一番成功した社会主義の国」で虐げられてきた方の人間です。

 

虐げられてきた方の人間の恨み辛みの感情はいつまでも消えないもので、

私も「虐げられてきた」という被害者意識を持ち続けています。

 

さて「世界で一番成功した社会主義の国」は改善したのかというと

低成長経済が続いたことでまた悪癖が再発したようで

小中学校の先生や看護師などの専門職が虐げられているようです。

 

このような社会状況になったことで私が持っている「虐げられてきた」という

被害者意識に共感してくれる人が多いと思えるようになったので

これから声を上げていこうと思っています。

 

私は専門職を虐げるような社会であってはならないと思っていますし、

「世界で一番成功した社会主義の国」の汚名は消し去らなければならないと思っています。

 

政治活動

政治活動をするためのチラシを作りました。

印刷会社に今日発注して中2日で発送ということなので水曜日に印刷されたチラシが届く予定です。

 

作ったチラシはこんな感じでA4用紙に両面印刷です。

 

偽減税

X(旧Twitter)で「偽減税」という言葉がときどきトレンドに上がるようになりました。

 

たとえば給料アップがインフレに追いつくまで時限処置で所得税を減税するという案が出ています。

 

私はBIS規制でメインバンク制が崩壊してそれぞれの企業が自己防衛のために内部留保を積み上げるようなったことが働く人の給料アップが停滞するようになったきっかけだったと思っています。

この状態が20年以上続いたために労働分配率がすごく下がりました。

労働分配率が下がったため優良企業では賃上げ余力は大きいです。

 

優良企業では賃上げ余力は大きいのですが、賃上げ余力があることと給料アップは結びつかないというのは過去20年間の歴史が証明しています。

今給料が上がってるのは「インフレに見合った給料アップをしろ」という声が力を持っているからです。

 

さて、今の経済環境のまま所得税を減税したらどうなるでしょうか。

「インフレに見合った給料アップをしろ」という声が力を失うでしょうし、

賃上げ余力が小さい企業は給料アップを止めてしまうかもしれません。

 

なので、給料アップを誘導するような政策が必要ですし、賃上げ余力が小さい企業に対するケアも必要ですが、岸田政権からはそのような声は聞こえてきません。

 

私は理系の大学で学んだので経済学のような文系の学問に関してはシロウトです。

私のようなシロウトがちょっと見ただけで「岸田政権が出してくる政策は怪しいですね」と指摘できてしまうあたりがX(旧Twitter)で偽減税という言葉がトレンドにあがる理由でしょうね。